六本木農園の人気イベントのひとつでもある「東京晩さん会」。
それぞれの地域の食文化や方言、歴史を、県の出身者が自慢したり
懐かしく思いながら食事を楽しむ時間をつくりたい!と、これまで
大阪、沖縄、富山にスポットを当てて開催してきました。
4回目はどの県のどんな文化を紹介しようか...と考えていたところに
飛び込んできたのが「海女文化を世界遺産に!」という三重県からの熱烈な声!
「海女さん!?」
海女さんと聞いてまず思い出したのは中学の修学旅行。
鳥羽市で海女さんの漁の様子を見学するという項目が、雨女のせいか
大雨洪水暴風警報によって流れてしまったという苦い記憶...。
これはもう一度あの頃知りえなかった海女文化について、出合うきっかけになる!
と確信し、今回の「東京晩さん会」のホスト県となる三重県へ行ってきました!!
取材を受け入れてくださったのは、鳥羽市から車で約20分の場所にある
半農半漁の町・相差(おうさつ)町。
ここでは現在も元気な海女さんたちが、数千年とも言われる伝統を守りながら
原始的な漁を続けています。
聞けば、全国には2174人(2010年調べ)もの海女さんがいるうち、半数となる
973人が三重県の伊勢・志摩地域で海とともに生活しているとのこと。
伊勢神宮にアワビを奉納しているという海女さん。とても神聖な存在でもあるんですね。
神秘性のある一面を持ちながら、実際の海女さんはというと...![]()
朝からパワフルに働く!しゃべる!!
「夫(ととう)ひとりを養えんで一人前の海女とは言えん」という言葉があるそうで、
女性は働いてなんぼ!という風習が根づいているのです。
(今回は海女さんの漁は見れず...残念。)
相差には立派な観光海女小屋があります。ここでは現役の海女さんも働いていて
あっけらかんと話し、笑い、てきぱきと動く女性たちは見ているだけでも元気がでます。
相差町でもうひとつ有名なのが、神明神社の石神さん。
古くから海女さんが「女性の願いを必ずひとつ叶えてくれる」と、密かにお参りし
信仰してきた場所です。
いつのころからか「訪れると幸せになれる、願いが叶う」と女性の観光客も増えて、
休日には遠方からも多くの参拝者が来られるそう。
今回の「東京晩さん会三重県鳥羽市相差町」では、この石神さんから持ってきていただく
お願い用紙を設置します。みなさんの願いを書いた紙は相差へと戻り、石神さんに納めて
いただけるようになっているのです!女性の方、お見逃しなく!!
さてさて、石神さんへと続く道。
昔は重りとして持って潜ったとされる石は、いまは"現役海女さん"のしるしとなって
お家の前に置かれています。
格子模様と星のマークは"ドーマン""セーマン"といって海の危険や怪奇現象から
海女さんの身を守るおまじないに欠かせないもの。
ドーマンは魔の入る隙間がない、セーマンはひと筆書きなので潜っても必ず戻ってこれる
という意味があり、さまざまなものに使われているマークだそうです。
美しい海に囲まれ、海女という特別な存在が至るところで感じられる相差町。
元気な女性たちの笑い声がとっても印象的な場所でした。
(↑お願いして、漁船に急きょ乗せていただくことができました!荒波~!)
相差晩さん会の目玉はなんといっても六本木農園YARDでの「海女小屋再現」。
現役海女さんがサザエやカキを浜焼きし、海女について語ってくださるという
スペシャルな機会をつくれることになりました!
"説法覚悟の海女ナイト"。これは本当に、体験しなきゃ損ですよ!!

